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月別アーカイブ: 2025年5月

壁紙をきれいに貼るコツ!下地づくりから仕上げまでステップ解説

みなさんこんにちは
株式会社谷山建設、更新担当の岡です

前回は「初心者向け塗装テクニック」をご紹介しました
今回は DIY でも人気の高い 壁紙(クロス)貼り がテーマです

「自分で貼ったらシワが寄りそう…」「端が浮きそうで不安…」という方も、正しい手順と道具さえ押さえれば驚くほどきれいに仕上げられます
早速チャレンジしてみましょう!


1. 準備する道具

用途 道具
計測・カット メジャー/定規/カッターナイフ(刃はこまめに折る)
糊付け 壁紙用ローラー/ハケ/糊(粉末タイプ or 既調合タイプ)
貼り付け 地ベラ(押さえヘラ)/ジョイントローラー
空気抜き スムーサー(壁紙用ヘラ)
仕上げ カッターガイド/ウエス/スポンジ

ポイント
糊付きの「シール壁紙」ならローラーやハケが不要で手軽に始められます


2. 下地づくりが成功のカギ

  1. 古い壁紙を剥がす

    • 端からめくり、残った糊や紙層はスクレーパーでこそげ落とす

  2. 凹凸をパテで平滑に

    • 釘穴・ヒビ・段差を埋め、乾燥後にサンドペーパー(#240)で研磨

  3. ホコリと油分を除去

    • 乾いた布や中性洗剤で汚れを落とし、しっかり乾燥させる

下地が凸凹だと仕上がりにシワや浮きが出やすいので、ここは丁寧に


3. 壁紙貼りの手順

  1. サイズ取り

    • 天井高+10 cm ほど余分を見てカット

  2. 糊付け(糊なし壁紙の場合)

    • 裏面に均一に糊を伸ばし、“ブック” と呼ばれる二つ折り状態で 5 分ほど馴染ませる

  3. 貼り付け

    • 天井側から 2 cm ほどかぶせ、スムーサーで中央→外側へ空気を逃がす

  4. ジョイント処理

    • 隣の壁紙と 1 〜 2 mm 重ね、地ベラを当ててカッターで 二枚同時に 切り落とす

    • ジョイントローラーで継ぎ目を押さえ込む

  5. 余分をカット

    • 天井・巾木・窓枠の出隅は地ベラ+カッターで一気にカット

  6. 拭き上げ

    • 糊が表面に残らないよう、湿らせたスポンジで軽く拭く


4. よくある失敗と対処法

トラブル 原因 解決策
空気が残る スムーサー不足/糊の量が多い 針で小さな穴を開けスムーサーで空気を押し出す
継ぎ目が開く 糊不足/ブック時間が短い 開いた部分に糊を差し込みローラーで圧着
端が浮く 下地ホコリ/糊付け不均一 糊を追加して押さえ、重しで固定して乾燥

5. 貼り替えを長持ちさせるコツ

  • 室温・湿度を安定させる
    施工中は 15 ~ 25 ℃ が理想、乾燥が早すぎると縮みの原因

  • 強くこすりすぎない
    表面コーティングを傷めると汚れやすくなる

  • 定期的な換気と乾拭き
    湿気・ホコリは剥がれやカビの大敵


まとめ

壁紙貼りは 「下地を平らに」「空気を抜きながら貼る」「継ぎ目を正確に」 の3点を守ると仕上がりが激変します
柄合わせが不要な無地やストライプ、貼って剥がせるシールタイプから挑戦すれば失敗も少なく、DIY の楽しさを実感できますよ


次回予告

第5回は 「自分でできる簡単リフォーム事例集」 をお届け予定です
実際に DIY でお部屋がどう変わるのか、ビフォーアフター形式でご紹介しますのでお楽しみに!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

初心者向け塗装テクニック – 失敗しない下準備と美しい仕上げのコツ

みなさんこんにちは!
株式会社谷山建設、更新担当の岡です。

前回は「基本の工具と道具の使い方」をご紹介しました。
今回は DIY の定番作業でもある 「塗装」 がテーマです。

「壁や家具の色を変えてみたいけれど、ムラにならないか不安…」という声をよく耳にしますが、ポイントさえ押さえれば初心者でもキレイに塗ることができます。道具選びから仕上げのコツまで、ステップごとに解説していきます!


1. 塗料の種類と選び方

種類 特徴 初心者向き度
水性塗料 においが少なく乾きが早い。水で薄め・洗浄できる ★★★★☆
油性塗料 耐久性・光沢に優れる。乾燥に時間がかかり、におい強め ★★☆☆☆
ミルクペイント/チョークペイント マットな質感でビンテージ風。下地を選ばず塗れる ★★★★☆

ポイント

  • 室内の壁や小物は扱いやすい「水性塗料」がおすすめ

  • 木部・金属など素材ごとに「対応素材」を必ず確認すること


2. 必要な道具と下準備

  1. 道具リスト

    • ハケ & ローラー(壁面はローラーが時短)

    • マスキングテープ・マスカー(養生用シート)

    • サンドペーパー(#240~320 くらい)

    • バケット・塗料トレー・撹拌棒

    • ウエス(乾拭き用布)・使い捨て手袋・養生シート

  2. 下地づくり

    • 清掃:ほこりや油分を取り除く

    • サンディング:古い塗膜やざらつきを研磨して密着性アップ

    • 養生:塗らない部分をマスキングテープ&シートで保護

ひと手間で差がつく!
養生と下地処理を丁寧に行うだけで、仕上がりの美しさと作業効率が一気に向上します。


3. 塗装の基本ステップ

  1. 攪拌(かくはん)

    • 塗料は底に顔料が沈殿しているので、撹拌棒でムラなく混ぜる

  2. 希釈(必要な場合)

    • メーカー推奨の割合で水またはシンナーを加え、粘度を調整

  3. ハケ塗り(見切り塗り)

    • 角や端部をハケで先に塗ることでローラーが入りにくい場所をカバー

  4. ローラー塗り

    • 「W」や「N」を描くように転がし、その後上下に均一に伸ばす

  5. 重ね塗り

    • 一度で厚塗りせず、薄く 2〜3 回 が基本(塗料の乾燥時間を必ず守る)


4. よくある失敗と対処法

失敗例 原因 リカバリー策
ムラになる 塗料量のばらつき・下地不良 乾燥後に軽く研磨し、薄く塗り重ねる
気泡が入る ローラーを強く押し付けすぎ 軽い力で均一に転がし、泡はウエスでそっと潰す
垂れジミができる 厚塗り・希釈不足 垂れた部分を乾燥前にハケでならす。乾燥後はペーパーがけして再塗装

5. 仕上げとメンテナンス

  • 乾燥時間を守る
    触っても指につかない「指触乾燥」後も、完全硬化までは 1~2 週間要する塗料が多い

  • トップコートで保護
    摩耗が気になる場所は透明の保護ニス(ウレタン・アクリル)を塗ると耐久性アップ

  • 定期的な拭き掃除
    水性塗料なら固く絞った布で軽く拭くと美観を長持ちさせる


まとめ

塗装は「下準備」「薄く重ね塗り」「乾燥時間厳守」の3本柱を意識すると、初心者でも驚くほどきれいに仕上がります。まずは小さな家具やワンポイント壁から挑戦し、徐々にステップアップしてみてくださいね。


次回予告

次回(第4回)は 「壁紙の貼り方ポイント」 をお届けします。
壁紙選びのコツや貼り方の基本、きれいに仕上げる秘訣を詳しく解説する予定ですので、どうぞお楽しみに!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!