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壁紙をきれいに貼るコツ!下地づくりから仕上げまでステップ解説

みなさんこんにちは
株式会社谷山建設、更新担当の岡です

前回は「初心者向け塗装テクニック」をご紹介しました
今回は DIY でも人気の高い 壁紙(クロス)貼り がテーマです

「自分で貼ったらシワが寄りそう…」「端が浮きそうで不安…」という方も、正しい手順と道具さえ押さえれば驚くほどきれいに仕上げられます
早速チャレンジしてみましょう!


1. 準備する道具

用途 道具
計測・カット メジャー/定規/カッターナイフ(刃はこまめに折る)
糊付け 壁紙用ローラー/ハケ/糊(粉末タイプ or 既調合タイプ)
貼り付け 地ベラ(押さえヘラ)/ジョイントローラー
空気抜き スムーサー(壁紙用ヘラ)
仕上げ カッターガイド/ウエス/スポンジ

ポイント
糊付きの「シール壁紙」ならローラーやハケが不要で手軽に始められます


2. 下地づくりが成功のカギ

  1. 古い壁紙を剥がす

    • 端からめくり、残った糊や紙層はスクレーパーでこそげ落とす

  2. 凹凸をパテで平滑に

    • 釘穴・ヒビ・段差を埋め、乾燥後にサンドペーパー(#240)で研磨

  3. ホコリと油分を除去

    • 乾いた布や中性洗剤で汚れを落とし、しっかり乾燥させる

下地が凸凹だと仕上がりにシワや浮きが出やすいので、ここは丁寧に


3. 壁紙貼りの手順

  1. サイズ取り

    • 天井高+10 cm ほど余分を見てカット

  2. 糊付け(糊なし壁紙の場合)

    • 裏面に均一に糊を伸ばし、“ブック” と呼ばれる二つ折り状態で 5 分ほど馴染ませる

  3. 貼り付け

    • 天井側から 2 cm ほどかぶせ、スムーサーで中央→外側へ空気を逃がす

  4. ジョイント処理

    • 隣の壁紙と 1 〜 2 mm 重ね、地ベラを当ててカッターで 二枚同時に 切り落とす

    • ジョイントローラーで継ぎ目を押さえ込む

  5. 余分をカット

    • 天井・巾木・窓枠の出隅は地ベラ+カッターで一気にカット

  6. 拭き上げ

    • 糊が表面に残らないよう、湿らせたスポンジで軽く拭く


4. よくある失敗と対処法

トラブル 原因 解決策
空気が残る スムーサー不足/糊の量が多い 針で小さな穴を開けスムーサーで空気を押し出す
継ぎ目が開く 糊不足/ブック時間が短い 開いた部分に糊を差し込みローラーで圧着
端が浮く 下地ホコリ/糊付け不均一 糊を追加して押さえ、重しで固定して乾燥

5. 貼り替えを長持ちさせるコツ

  • 室温・湿度を安定させる
    施工中は 15 ~ 25 ℃ が理想、乾燥が早すぎると縮みの原因

  • 強くこすりすぎない
    表面コーティングを傷めると汚れやすくなる

  • 定期的な換気と乾拭き
    湿気・ホコリは剥がれやカビの大敵


まとめ

壁紙貼りは 「下地を平らに」「空気を抜きながら貼る」「継ぎ目を正確に」 の3点を守ると仕上がりが激変します
柄合わせが不要な無地やストライプ、貼って剥がせるシールタイプから挑戦すれば失敗も少なく、DIY の楽しさを実感できますよ


次回予告

第5回は 「自分でできる簡単リフォーム事例集」 をお届け予定です
実際に DIY でお部屋がどう変わるのか、ビフォーアフター形式でご紹介しますのでお楽しみに!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!